しかし、要するに耕作した田畑をもつ国には王は利益である。
その全体の上に王が立てられています。その王が国のために献身する王なら、どんなにすばらしいことでしょう。そうした人物だけが国を混乱から救えるのです。
銀を愛する者は銀に飽くことなく 富を愛する者は収益に満足しない。 これまた空しいことだ。
天は主の天である。 しかし地は人の子らに与えられた。
貧しい人の新田は多くの食糧を産する、 しかし不正によれば押し流される。
自分の田地を耕す者は食糧に飽き、 無益な事に従う者は貧乏に飽きる。
ここに人がある。ひとりであって、仲間もなく、子もなく、兄弟もない。それでも彼の労苦は窮まりなく、その目は富に飽くことがない。また彼は言わない、「わたしはだれのために労するのか、どうして自分を楽しませないのか」と。これもまた空であって、苦しいわざである。
金銭を好む者は金銭をもって満足しない。富を好む者は富を得て満足しない。これもまた空である。
あなたは国のうちに貧しい者をしえたげ、公道と正義を曲げることのあるのを見ても、その事を怪しんではならない。それは位の高い人よりも、さらに高い者があって、その人をうかがうからである。そしてそれらよりもなお高い者がある。
人の労苦は皆、その口のためである。しかしその食欲は満たされない。